オナホ売りOLの日常 レビュー
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タマトイズ、TMAの営業(というか最近は色々している気がする)をしている堀江もちこさんが出版した「オナホ売りOLの日常」を読んでみましたので今日はそのレビューになります。一言でいうととても面白い一冊。
以前どこかで聞いたことがあったのですが、ソースが思い出せなくてあやふやですが、堀江さんはジャーナリストだか、ライターだかになりたかったと聞いたことがあります。そういうこともあり、ご自身でもBlogを運営して業界の話などを書いていました。文章を書くことが好きな彼女が書いた話ですから内容は面白い訳です。
今回彼女が題材にしている出来事には必ず相手が居て同じ時間を共有している訳ですが、同じ経験をしてもそれを人を惹きつける文章に出来る人と出来ない人が居ます。勿論それは出来ないのが普通だと思います。私が同じ様に業界ドキュメンタリーを書いても多分面白くないと思います。
例えば刑務所に収監された人はたくさん居てもその中の様子を面白く書けるのは安部譲二さんならではですし、警察庁のキャリアなども星の数ほどいますが、一見お堅そうな警察内部の話にドラマを持たせて書けるのは佐々淳行さんだからこそと思います。どちらの他の人には出来ません、彼女にもひょっとしたらそんな才能があるのかもしれません。
それでは内容を見てみましょう。一つのストーリーに2ページが使用されていて左側が彼女のテキスト、その内容を漫画化した作品が右に掲載されています。数えたら全部で50のストーリーが収録されていました(多少の数え間違いはあるかもしれません)。
本、文字が嫌いという人は漫画を読んで興味を持ったネタだけテキストを読むといった読み方をするとハードルが下がるかもしれません。
私も業界中の人として読みましたが、「あるある!」と共感する話、「そういう世界もあるんだ!」と知らない世界もありました。正直私も文字はあまり好きではないのですが、半分は漫画なので読み切れましたw。
またコラムも散りばめられており、そこでもこの業界の一端を知ることが出来ます。
私も気づいたらこの業界に居た様な感じで社会人の大半は非アダルトの会社で過ごしたのですが、想像していたより普通と感じました。また女性が結構活躍しているのも意外でした。今思い出すと1メーカーに1人2人核になる女性がいるなと思います。
またこうしたBlogを続けるにあたり色々助けて貰ったりしたこともあり、「非業界の皆さんが思っている以上にこの業界はいいぞ!」思う人なのでこの本を多くの人が手に取ってくれると嬉しいなと思います。
またこれからこの業界を目指す人にも参考になるのではと思います。勿論各社の社風や携わる業務によっても見えてくる世界は違いますのでこの本が全部ではありませんが、この本に書いてあることは業界の一端のリアルであることに間違いはありません。
「自分が普段居る業界の日常がストーリーを持って本になった」というのは嬉しいし、正直読んでいて面白かったです。