「愛しのリアルラブドール 東條なつ」 レビュー

　アダルトグッズショップであり、メーカーでもあるワイルドワンが少し前からAV制作にも参戦しています。今回ジョークグッズジャーナル的に気になっている「リアルボディ」をテーマにしたストーリーがリリースされましたので、その作品「愛しのリアルラブドール 東條なつ」を見てみたいと思います。

　一般的にAVではグッズは主役でも脇役でもなく、あくまでも撮影の小道具でした。しかしグッズメーカーのワイルドワンは、AVの中では今まで無名の演者だったグッズを準主役までもっていき、グッズ本来の使い方をAVを通して伝えていくことをテーマに作品造りをしています。

　その取り組みに興味はあったもののこれまで馴染みのあるグッズでは無かったので視聴を見送っていましたが、「愛しのリアルラブドール 東條なつ」はワイルドワンでは一番興味のあるグッズの一つである「リアルボディ」がテーマですから、これを見ない訳にはいきません。

　こちらは現在のワイルドワン本店のAVコーナです。初作品「人妻家政婦NTR～」をリリースしてから約半年ですが、タイトル数もかなり充実してきました。グッズからシチュエーション、ストーリーを決めていくというスタイルの為か、女優さんの幅も広い印象です。

　現在「愛しのリアルラブドール 東條なつ」をワイルドワン通販で購入するとサイン入りポラ写真、パンツが付いてきます。お一つ確保しましたので、早速見てレビューしてみたいと思います。

　ちなみに今回モデルとなっているリアルボディはパッケージにもイラストがある「リアルボディ+3Dボーンシステム Dカップ姉川ゆら」です。「リアルボディ」は巨乳、爆乳から、つるぺた、ぽっちゃりまで様々な体型がラインナップされていますが、一番バランスが取れた体型で人気あるモデルの一つです。

リアルボディ+3Dボーンシステム Dカップ姉川ゆら

　販売ページのあらすじやキャプチャー画像を見ればおよそのストーリーは見当付くと思いますが、ざっくり一言で言うと｢リアルボディが人間になったら？」というユーザーなら誰でも夢見るシチュエーションです。

　そんな夢のあるストーリーですから、リアルボディファンには感情移入しやすいストーリーだと思います。しかしその内容は単に夢の具現化だけでなく、そこに一波乱がありその一波乱も抜き所になっている・・・とストーリーとしても「おかず」としても楽しめる内容になっています。

　女優さんもキャラのイメージを壊さないベストチョイスだと思いますし、勢いで本来はもっと具体的にあらすじを書きたいところですが、「ネタバレしちゃうと面白くないでしょう？」ということで内容への言及は控えます。是非リアルボディファンには最初から見て楽しんで頂きたい内容です。

　更にそのストーリー中、様々なワイルドワンのグッズが登場してくる所もグッズファンとして見逃せません。「ワイルドワン通販のホームページを横で立ち上げておいてグッズが出てきたら検索をしてみる」という作業をしてみると改めて多くのジャンル、数多くのグッズがあることを実感します。

　｢枕までそれかい！」みたいな突っ込み所もあり、冒頭いきなり渋谷のお店で見かけた人が出演していたりとグッズ業界に長く携わってきた者としてはグッズ目線でも存分に楽しませて貰った感じです。

　「グッズはAVの小道具だけではなく、グッズの魅力を発信する為にAVを作るという切り口もあるんだな」とはこのプロジェクトが始動した時に漫然と思っていたことですが、実際に見てみると想像以上に完成度が高く、楽しめた感じです。

　単にストーリーを楽しんだり「おかず」としてだけでなく、グッズの魅力や使い方の発信にもなるこの切り口はグッズメーカーならではだと思います。グッズファン的には更にこの路線で磨きをかけて欲しいと期待するところです。

愛しのリアルラブドール 東條なつ（ワイルドワン）
他の取扱店：FANZA、Amazon